2017年3月4日土曜日

大戸沢岳北東尾根

大戸沢北東尾根へ山スキーに行ってきましたっ。
メンバーはI隊長、Nさん、旦那、露美の4人です!

I隊長とNさんはボード、旦那と露美はスキーです。I隊長のボードは先週バックルが壊れて、なんと新しい板を買っちゃったそうですっ。こんどもスプリット。なのでNさんが、スノーシューで登る以外、3人ともシール登攀です。今日のNさんはドローンも背負ってました!

先週の桑場小沢が良かった話を聞いてた旦那とNさんは、桑場小沢を滑るつもりだったと思います。I隊長も、スノーシュー登攀のNさんと体力のない露美が、時間的にも体力的にも山頂に届くとは思っていなかったのではないでしょうか?


しかし、1553を過ぎる頃、露美とNさんを気遣うI隊長の目には、山頂がチラつき始めましたっ。何度も露美とNさんに疲れてないか確認しています。そして先週、桑場小沢に滑り込んだ鞍部の先で、疲れが見え始めたNさんの板を自分が背負うと言い出しました。

背負って登りだした後も、何度も露美に体力は残ってるか聞いてきますっ。
露美「体力は大丈夫だけど、時間が心配~。14時滑り出しじゃ遅いと思う~。桑場小沢じゃダメなの?」
I隊長『北東尾根が好きなんだよ~』
やばいっ、I隊長の北東尾根スイッチが入っちゃったっ。

露美は昔この北東尾根で遭難しかかったことがあります。その時、大雪の後で巨大モナカ雪でした。踏み抜いた下の雪が空洞のように軽い雪で、止まるとスキーを履いたままヘソまで沈む雪。大苦戦して何とか車に戻った時には真っ暗でした。あの時は14時まで登りました。

今日はモナカじゃ無さそう。露美、練習不足は否めませんが、6年前ほど下手じゃないはず。特に不満もなく、山頂を目指すI隊長に付いていきました。今日はあの時程疲れ切って山頂に立つこともないでしょう。ただ、せっかくドローンを背負って来てくれたNさんが、ドローンを飛ばす時間が無くなるのが気がかりでした。


北東尾根のトラウマ
北東尾根は、すんごい良い雪でしたが、露美はヘロヘロでした。13:20まで登りましたが山頂には届かなかった。トラバースしながら北東尾根に移動。でも、何だか変だった。良い雪なのも判ってる。モナカ雪でもない。なのに身体の芯から震えちゃうんです。何度も自分に言い聞かせました。声に出して「今日は良い雪。モナカじゃない。大丈夫。頑張れ露美。」

皆、超~気持ちよさそうに滑ってます。


斜度だって、1386北面程ない。


楽しいはず。


ダメだった↓↓。びびったまま、やっとの想いで北東尾根を滑り降りた感じ。やっぱりゲレンデ練習をサボっちゃダメだなぁ。今日は雪質に助けられたけど、モナカだったら6年前の二の舞だった。過去ブログ読むと、あんなに反省してたのに。確かに練習した。お金もかけてレッスンを受けた。上手くもなった。

でもちょっと良くなっただけで満足しちゃった。今年はお正月に百沢スキー場でスクールに入っただけだった。百沢スクールであんまり上手じゃなかったけど、習ってる内に麻子先生や彩乃先生に教わったことを思い出し始めていた。それで終わってた。今年の岩木山神社のおみくじを読み直したら書いてあった。『むずかしいようでも途中からやさしくなり とげられるでしょう』。岩木山の毎年泊る宿のご主人が亡くなって、何だかやる気が出なくなっちゃってた。でも頑張ろう。雪を見ると、あのご主人の笑顔を思い出す。岩木山の広い懐に繋がっている。元気ださなくっちゃ!

2年前に旦那とI隊長と3人で三ツ岩岳を見上げた時は今日より上手だったじゃない!練習、サボっちゃダメっ。せっかく素晴らしいレッスンを受けたんだから。2年前、モナカでも何とか滑れたじゃないっ。きっとトラウマは自分で作ってる!練習しようね。←自分。





最後に下大戸沢でドローンを飛ばして、撮ってもらいました!


山頂直下は風が強くて飛ばせられなかったけど、下大戸沢の最後の滑り終わりから上流を撮ってもらいました。まだ所々スノーブリッジかかってるかな?


写真下寄りの左右一列のラインがスノーシェードです。
私たちは数年前の雪崩で出来た小山の上に居ます。


次回は滑ってる所を撮ってもらえたら良いなー。
苦労はしたけど、楽しかったです。

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