2017年2月25日土曜日

山スキー&ボード@大戸沢岳

今週も大戸沢岳へ山スキーに行ってきました!
今日は旦那が休日出勤になっちゃったのでメンバーはI隊長と露美ですっ



先週は1386北面を滑りました。先週、1386の尾根に付いてた先行トレースは素晴らしく登りやすかった!今週はあれを目指して頑張りますっ。先週のスノーシューが潜るフカフカ雪と違って、今日の尾根はガリガリでした。スキーシールにアイゼンを付けてますが滑るっ滑る!凍っててシールが効きづらいんですっ。今日の先行者たちもやや苦労しているようです。しかし斜面が硬いので今日はスノーシューなら潜りませんっ。I隊長は早々とスプリットからスノーシューに履き替えましたっ。



先週の登りやすいトレースから学んだ事。
大きな木の斜面下側でターンするとずり落ちない!
ちょっと大げさに誇張して描いていますが、木の周りに開いた穴の周りの傾斜は、木の斜面上側が急で、下側が緩い傾斜になっています。

今まで木の向こう側に回り込むようにターンしてましたが、矢印のように木の斜面下側の平らな所でキックターンすると、ズリ落ちない!ずり落ちそうになりながらストックで耐えてターンするのって結構な体力を使いますよね?これだと、ターンの度に休めました!もしかして常識ですか?今まで何も考えずに先行トレースを踏んでました。反省。

そして、2つ先のターンする場所を予想しながら登るのを心がけました。毎回木があれば良いのですが、そうも行かないので次に丁度よい木がある所でターンできるように、少しでも緩い斜面でターンしました。まだ、ちょっとした斜度の変化と、自分の装備でターンできる斜度を見極めるのが難しい。下から見上げるとターンできそうに見えるんだけど、行ってみると厳しい、って事が何度か。でも、意識してターンの場所を選んでいると、少しずつ判断出来るようになってきました!



尾根の雪の状態
高度が上がって1386が近づくと、ガリガリの面と吹き溜まりと両方出てきました。概ね登る進行方向、右がガリガリ、左が吹き溜まり。それが1386に着くと全面吹き溜まりな感じ。「うーん、先週1386北面にあった樹上から落ちた氷の塊はもう雪に埋まってるだろうし、今日はもしかして1386北面は良くない?」と頭をよぎりました。←結論から言うと間違ってました。後で桑場小沢に滑り込むことにしたのですが、沢から見上げると1386北面は氷の塊がゴロゴロしてました。先週より酷い。1553の北面には氷の塊は無かったです。

ペース配分
ところで露美、キックターンの練習に夢中になってたら、スノーシューに履き替え中のI隊長が見えなくなってました。登りだして直ぐのことです。その時、気づくべきだったのですが、キックターンの練習に夢中になり過ぎてオーバーペースでした!いつもI隊長の後を付いてペースを作ってもらっていたので、自分でペース配分出来てないんですね。

1386の少し下でI隊長がスプリットに履き替えたので、前に行ってもらいペースを作ってもらいました。しかし、時、既に遅し?1553へ続く斜面で、露美ヘタリ気味。1386近辺はフカフカだったけど、1553へ登る斜面はガリガリ。これ以上登っても楽しくないんじゃ?と思い始めます。そこでI隊長が提案。『桑場小沢へ滑り込もう』おお!そこなら雪が吹き溜まってるかも?I隊長が山頂を目指さないのにもホッとしました~(^^ゞ。桑場小沢へ滑り込むなら、1553の先の鞍部まで頑張りましょう!!

I隊長は私の呼吸を聞きながらペース配分してくれています。遅れた露美を立ち止まって待ってくれて、追いつくと露美の呼吸が落ち着いてから歩きだす。。。何度目かで、「あ、追いついた時に息が切れてるようじゃ、オーバーペースだった!」と気づきました。それに気づいた時には、1553を過ぎてた(@O@)。それから息が上がらないペースを心がけると、全く隊長に追いつかなくなってきましたっ。I隊長はそうとうゆっくり歩いてくれてるのに!前半のオーバーペースが祟っているようです。


隊長に超絶引いてもらいながら、鞍部の少し先の斜面でお昼ごはん。尾根からちょっと沢側へ入るだけで、雪が深くなりますっ♪シールを剥がして、おむすびを頬張ってる内にトレースが風で埋まっていきました。この吹き飛んだ雪、全部桑場小沢にあるんだよねっ?準備をしている内に風がやみ、晴れてきました~っ。


準備完了。
さあ、どこを滑ろうかな~。


桑場小沢上流部へ滑り込むと谷の真中に小さな尾根地形がありました。I隊長は尾根の向こうの、晴れたばかりのお日様が照らす、木のない大斜面を目指すそうです。露美はモナカ雪が苦手だから、日当たりの良い斜面に滑り込むのは躊躇します。それにお日様の当たってる斜面は良く雪崩れてるのを見る斜面だしぃ。←今日は安定しています。


「露美は手前の日陰の斜面を滑ろうかなぁ。」と、自分の下を見る。こっちも良いけど、斜面は日向側のほうが楽しそう~。


I隊長は風景を眺めた後、


迷わず向こう側へ滑り込んでいきました!


露美「ど~ぉ?」
I隊長『ガリガリ~』
でも小さな尾根の上もフカフカの下はガリガリしてました。I隊長の滑りを見ても全然モナカじゃ無いっ。


食わず嫌いは止めて、露美も日向に滑り込みましたっ。←いや、モナカじゃ無いから行くんだよね?(^_^;)


良~い、雪~ぃ♪ルン
今日は午前中は曇っていたので日向の雪がまだ腐ってないんですねっ。



極上パウダー!!!
後は抜きつ抜かれつ、お互いの写真を撮りながら滑りました!1人が安全な所に止まったら滑り出すっ。写真を撮りっこして滑ると、自然と一人ずつ交互に滑れて良いですねっ。
























中ノ沢、危ないって!
大戸沢へ行くって前日、岳友会の方に話したら、中ノ沢で沢に落ちて見つかって居ない人がいるって教えてもらいました。地形図の中ノ沢って書いてある辺りですって。今日1386の尾根を登ってる時に私達を抜いていった年配の男性も『滝へ行っちゃダメだよ。今、凄く危ないよ』って注意してくれました。「中ノ沢ですか?落ちて見つかってない人がいるって聞きました」『滝の下あたり。凄く危ない。近所の人だったんだよ。あの人毎週、大戸沢岳へ来てたんだ。週に2回きてたくらいだ。』ですって。毎週来てる人でも沢が割れてるのに気づけないものなんですね?

いつも気をつけているつもりだけど、具体的な想像をさせられる事故があると、すごくゾッとします。今日の桑場小沢もシワが寄ってる所は凄く慎重に選んで渡りました。自分のGPSデータを見ても、沢のど真ん中より横を滑ってる。沢を横切る時は、高い所から先を眺めて慎重に渡ってるのが、軌跡からも分かります。



今日、桑場小沢を2/3くらい滑った1174mあたりで、I隊長の右足首のバックルが切れましたっ。すぐにザックから紐を取り出して、10分もかからずに固定。おやつをザックから引きずり出していた露美の方が立ち上がるの遅かった(^^;。下大戸沢へ出て斜度が緩くなると、もうすぐお終い。雄大な眺めの三岩岳ともお別れです。そして920m付近でI隊長の左のバックルも切れました。いや、露美が聞いたのが920なだけで少し前に切れてたのかも?ここまでくればもう大丈夫と言いますが、露美がベルクロを持ってるからと止まりました。下ろした露美のザックをみて隊長が『そのパドルクラブのスキーバンドが良い』と。2つ持っていたスキー板バンドで、左足首固定。紐って何かと便利ですねっ。5分もかからなかった。止まったついでに三ツ岩岳をバックに記念撮影。楽しかったなぁ。良い雪だったなぁ。


色々と勉強になる一日でした!
そして、パウダー最高~っ♪



2017年2月21日火曜日

カノープスとスカイツリー!!

実はブログを書いた2/16カノープスロケハンの後、19日にもロケハンしてました!その時は晴れてはいたのですが、残念ながら遠くの低い空が曇っていてカノープスは見えませんでした。でも家に帰ってから写真をよーく見ると、シルエットの山の鞍部に何かあるっ!
2/19

上の写真を拡大。スカイツリー?
東京スカイツリーHPでライトアップの写真を確認すると、、、
 
スカイツリーだっ。
よーく見ると矢印の先に天辺の小さい点も写ってる~っ。
写真をクリックすると拡大します。

カシミールで経度を確認したら、
観測地 E139°51'19"
スカイツリー E139°48'38"

おおっ!
2’41"だけ西って、殆ど真南じゃぁないですかっ。
距離は、、、130Kmくらい。カシミールによると1.8°西に見えるらしいっ。200mmのレンズの短い辺の視野角が4.8°だから、縦位置でも南中カノープスとスカイツリーが視野に入る!ちょうどスカイツリーの所だけ山が凹んでるなんて凄いっ偶然っ。偶然といえば、ここの標高は634mでスカイツリーと同じなんですっ。前回、何処からが空か悩んだけど、スカイツリーより上は空ってことですよね?シルエットの尾根は後の街灯りを隠してくれる上に、スカイツリーだけ見せてくれてる!尾根筋の先っちょにある羽黒山神社にお礼に行く?

奇跡の観測場所、ここは山の駅たかはらへ登る県道56号線と県民の森の分岐点ですっ。数年前に南斜面の杉が伐採されて今だけ南東の空が開けています。すでに苗が植えられていて目線の高さまで育っているので、ここからスカイツリーやカノープスが見えるのは今年で最後かもしれません。分岐の間に駐車場があるのですが、そこに双眼鏡付きの展望台でも作ってくれないかなぁ?


ここから見えるスカイツリーの右奥には羽田空港があります。あんまりアップで撮ると、カノープスか飛行機か1カットの写真では見分けが付きません。前回の観測ブログで、カノープスが写ってると思ったのは違いました~。他の星の移動速度と比べてみて、こちらへ向かってくる飛行機だったようです。短い時間では動かず、別カットの写真を撮ってから30分後に写したら移動していたので、勘違いしちゃった(^^;。

さあっ、今日のは、どうでしょう!?
観測条件は、西の強風で晴れ。予報では青ヶ島まで雲が無い。
飛行機は東からアプローチして着陸、西へ向かってティクオフしているはず!

200mm,f2.8,ISO1600,5s,10s毎にタイムラプス撮影しましたっ。

左でターンしてるのは成田から飛び立った飛行機でしょうか?スカイツリーの周りで移動してるのが羽田発着の飛行機でしょう。
↑画面左端から移動してくる光点がカノープス~っ♪
肉眼でも確認できました!

↓赤い点線は飛行機。スカイツリーの上の明るい線がカノープスですっ。


やった~っ!
カノープスとスカイツリー、Get~っ!!!


ここをカノープスの(見える)分岐と呼びたいっ。

2017年2月16日木曜日

カノープス観測地ロケハン。

カノープス観測地のロケハンに行ってきました!

昨日、カノープスを見たのはこんな所。
ちょうど下流の宇津野橋が真南で、橋の街灯が良い目印になってました。


でもここからの観測ではの先にあるカノープスが、もの凄く明るい街灯りに埋もれてしまっています。もっと横に移動してバックの暗い空で写真を撮りたい。それにカノープスは意外と高度がありました。目の前に尾根があるからカノープスは隠れちゃうと思ってた場所でも、高度があれば大丈夫かも?それに南に尾根があった方が、かえって後の街灯りを隠してくれるかもしれません。
ISO3200 1s 8mm F3.5

西へ移動。Googleマップによると↓が大体南みたい。


写真で街灯りを確認すると、一番明るい所は上手い具合に左方向へズレていますっ。南の目印の山もわりかし判りやすいっ。今日は低い所に雲があり全体的にガスってて観測向きではありません。特に低い所の雲は厚そう。案の定、双眼鏡で覗いても何も見えませんでした。



←ISO1600 15s 28mm F2.8 20:15

露出と構図だけ確認して帰ることにしました。一番明るい街灯りが視野に入らないようにして、何枚か感度と露出を振って撮影。

昨日は露出1sでしたが、今日は感度を落としてアストロトレーサーで長めに撮影。星を追うカメラPENTAX k5Ⅱs!これなら夜景はブレるけど、星明りは蓄積されるはず~っ。

家に帰ってから念の為、拡大して確認してみると、矢印の先~っ、何かある!

えっ?カノープス?
こんなにガスってるのに!?
凄~いっ、アストロトレーサー!

これならもっと晴れた日はバッチリですっ。この場所をカノープスの丘と名付けよう~っ。昨日の橋はカノープスの橋ねっ(^o^)。


20:43 ISO1600 14s

他の写真も確認すると、モヤの中にありました!
カノープスだよね?地上の灯りじゃないよね?この写真の地面ってどこまでかな?この次のカットの20:44には写ってなかったよ。次のカットはISOあげたので、ノイズに埋もれたか、雲に入ったか、沈んだのか?本当にカノープスなのか?

違う時間で並べてみた。移動はしているようだ?
早く晴れで確認したいっ。モヤモヤする~っ。



すみませんっ。
カノープスじゃありませんでした!
2/21に撮れましたが、この写真の高度と違いました~。