2013年12月7日土曜日

チビ望遠鏡でアストロトレーサー!!びっくり、天文台みたいっ!!!


前回までのあらすじ。

11/20
アイソン彗星を撮りに大間々へ行く。
カメラのレンズを300mmにズームすると視野に入れられない!

12/01
庭で90mmマクロレンズ1本勝負。
ピント合わせと星雲をカメラの視野に入れる練習。
とりあえず目で見える星雲は視野に入る様になった。
しかし、依然としてピントがいまいち。この日は旦那にピントを合わせてもらった
初めてDeepSkyStacherを使う。何となくそれっぽい写真にはなってきた。

12/02
水星蝕、撮影失敗。
水星出待ちの間に90mmマクロレンズで、オリオン大星雲、アンドロメダ大星雲、ラブジョイ彗星などを撮った。
もう見えている星雲を90mmの視野に入れるのは楽勝
ピント合わせは難しい。が、一応自分で合わせられた。
ラブジョイ彗星が美しかった。
DeepSkyStacherでコンポジットするも、色とか何か変。


そして、ついに400mmで星雲を撮る日が来ました!
アイソン彗星を撮った55-300mmのレンズはイマイチピントが合いきらない。と旦那が言うので、思い切って焦点距離400mmの古~い望遠鏡を使ってみました!FC50と言う、20年以上前に買った小さな望遠鏡です。望遠鏡と言っても焦点距離は400mmですからカメラの望遠レンズ位の長さです。これをカメラに取りつけて撮ります。↑こんな望遠鏡。隣のレンズは90mmレンズです。

ここで露美、恥かしながら告白します。アストロトレーサーはカメラの手ぶれ防止機能を利用して、星の日周運動を数分間追いかけるPENTAX k-rの機能ですが、露美はカメラを持つ手がブレたらレンズを動かしているのだと思っていました~(^^ゞ。だから、レンズじゃ無くて、カメラを三脚に固定しないと、アストロトレーサーは使えないのだと思っていたんです~ぅ。。。でも、小さくても望遠鏡って重いですよねぇ。望遠鏡で写真を撮る時、普通、三脚に固定するのはカメラじゃなくて望遠鏡ですよね?だから、望遠鏡ではアストロトレーサーは使えないと思っていたんですよ~((((((^^;。

違いましたっ。
カメラが動かしているのはレンズじゃ無くてCCDでした!(^ヘ^ゞ

旦那に聞くまで知らなかった!
「えっ!?望遠鏡でアストロトレーサーが使えるのっ?」
ってな訳で、望遠鏡でアストロトレーサーですっ!!


望遠鏡にPENTAXマウントのアダプターを付けて、カメラに繋ぐとK-rがレンズの焦点距離を聞いて来ました。400mmを選んで決定ボタン。で、望遠鏡バンドで三脚の自由運台に取りつけます。

そしてISO3200、露出30秒で撮ったのがこちら。トリミングはしていません。


↑を12枚撮影し、DeepSkyStacherと言う無料ソフトでコンポジットしたのが↓これ!

すごくないですかっ!
天文台の写真っぽく無いですかっ?
言い過ぎですかっ?言い過ぎですね(^^ゞ

アンドロメダ大星雲は19枚をコンポジット。たぶんDeepSkyStacherは19枚全部は使っていない。Select the bestを80%って入力したから位置がズレてたり、星が流れてるのは2割程使わない設定のハズ。16枚位コンポジットされてるんじゃないかな?
アンドロメダ大星雲

元画像の一枚がこれ。ISO 3200、アストロトレーサーで追尾30秒、FC50 400mm。
アンドロメダ元画像

コンポジットすると、まるで見えていなかった細かいディテールが浮き上がってきますよねっ。これが無料ソフトで!自動で!出来るなんてっ!!便利な世の中になりましたねっ。このDeepSkyStacherってソフト、英語のソフトですが、使い方を日本語で説明してくれている人が沢山居ます。

夜景の写真を何枚か重ねて、動く自動車を消したり、自動車の光を重ねたり、設定によって自在にいじれるみたいです。星夜写真では人工衛星や飛行機の光を消したりするのに使えそうです。12/24(土)早朝のふたご座流星群では、写った流星を一枚の写真にまとめるのに使えそうですっ!本当に便利な世の中になりましたよね~っ。露美、間にあって良かった!

高校時代天文部だった露美に、上のコンポジット後の2枚を見せてあげたいっ♪
あの頃は赤道儀なんて買えなかった。望遠鏡も部の物しか使えなかった。カメラと望遠鏡と三脚だけでっ、赤道儀は無しでっ、天文台見たいな写真が撮れるんだよ~っ。


家の中で温まりながらコンポジットしてる内に、ラブジョイ彗星が上がってきた!
ISO1600,レンズ90mm,アストロトレーサー30秒追尾、


こんどはアストロトレーサーで20~30秒追尾した写真25枚を、やはり80%使う設定でコンポジット。なんだかバックの空が赤くなっちゃうので、Photoshopで色々いじってみた。上の写真の色に近づけようといじればいじる程おかしくなった。

まだラブジョイ彗星が低くてバックの空が町灯で赤っぽくなっちゃう頃から、高く上がって黒い空に彗星な写真、それから薄明が始まって空が青くなり始めた写真まで、色々混じってるのをコンポジットするから、なんだか色が変になっちゃうのかな~ぁ?

結局、Photoshopのトーンカーブの自動補正ボタンを押しちゃった。それでもバックが赤いから、色だけは頑張って↑に近づけて見たけど難しい~。

どなたか天体写真の画像処理のやり方を分かり易く紹介しているHPをご存じの方は居ませんか?

何だか天体写真が楽しくなってきました!
ディープな世界に繋がってる様な気がしないじゃあ、ありませんが。。。






2 件のコメント:

  1. ろみさん!
    凄い写真 撮りましたね?
    天文台に居るような素晴らしさです・・・・・・

    ふたご座流星群 楽しみです。

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    1. なためさん!
      1枚の写真じゃたいしたことないけど、10枚以上重ねるとすごい物が浮き上がってきました!流星は暗いし、同じ所には流れないから、こんなにすごい事は起きないと思いますが、楽しみです!DeepSkyStacherを使えば、コンデジで撮った星夜写真や夜景写真とかも、ちょっとすごくなると思いますよ!

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