2017年4月25日火曜日

島友と御蔵島。山&黄金の桑・黄楊杢編。

今回の御蔵島は、お天気に恵まれ、海に山にと順調に行くことが出来ました。そして、宿で見せてもらった、桑や黄楊の杢目に大興奮っ。樹齢千年の黄楊の大木を見たくなって山ガイドでは御代ヶ池に連れて行ってもらいました。こんなに順調な御蔵島は初めてです!ずっとお天気が良いって凄いなぁ!!

そんな訳で御蔵島、山&黄金の杢目編ですっ。
ドルフィンスイム編はこちら

4/22am仮眠&散歩、pmドルフィンスイム。
4/23amエビネ公園、pmドルフィンスイム、桑杢
4/25amドルフィンスイム、山ガイド御代ヶ池
4/25am買い物&郵便局でゴム印葉書作成、出島

2日目am、エビネ公園
この日は午前中は風が強いのでドルフィンスイムは午後から。
午前中はお宿の大器おじさんがエビネ公園へ連れて行ってくれました。エビネ公園は御蔵島の固有種のニオイエビネランを植えてある公園ですっ。

鳥の尾から。桟橋前はそうでもないけど、島影から離れた所はウサギ飛んでます!


エビネ公園の木道を歩いてきました。GWにはニオイエビネランが咲きますが、どうでしょう?咲いていれば、香りで歩いていても気付くはずですっ。


まだ蕾がほころんだくらいで香りはしませんでした~ぁ。


そしたら大器おじさんが畑に植えたニオイエビネランを見せてくれましたっ。


良い香り~。強すぎず上品な香りです。


こちらは元種に近いとか。香りが少し渋い感じでした。


お宿に戻ったら10時ちょっと過ぎ。観光協会に顔を出したら、なぜかJENGAで盛り上がってしまいましたっ。


4/22夜、黄金の桑&黄楊杢!
夕食後、お宿に有った江戸指物の本で盛り上がっていたら、大器おじさんが桑杢のギンギラギンの色々を出して見せてくれましたっ。

黄楊の櫛が乗ってた島桑の盆(表)。


(裏)。見る角度・方向でぜんぜん違う輝きで何週回して見ても飽きないんですっ。


こちらは桑の文箱。これは蓋ですが、箱部分も凄いキラキラ杢目でしたっ。たしか漆を塗ってあるんだったかな?


こちらも島桑の文箱。島桑と言えば御蔵島の桑のこと。輝きが全然違いますっ。


そして御蔵島と言えば黄楊っ。こちらは黄楊の輝き。おじさんの黄楊で作った将棋のこまです!


どうよっ、この輝き!←露美が自慢してどうするっ(^^;


これは黄楊の材。すでに切り口が虎杢です!


平らなのに何でこんな立体ホログラムみたいに光るんだろう?と思ってたら、こんなのがお宿のガラスケースから出てきました!横から見ると杢目の凸凹が表の虎杢として出てるみたいっ?


黄楊材の上に置いたイルカ。晴れた日の、お日様キラキラの海の中を泳ぐイルカみたいでした~っ。



3日目4/24、御代ヶ池。
前日の夜に、凄いギラギラの杢を見たので、千年の黄楊の樹を見に行きたくなっちゃいました!山ガイドをお願いしていたのですが、御代ヶ池をリクエストして行ってきましたっ。mmちゃんは膝が悪いのでギリギリまで行くか悩んでいましたが、結局サポーターバリバリで行くことにっ♪

途中、車で寄れるイナサのスダジイ。
写真で大きさを表現しきれてないのが残念っ。

ショウジョウバカマ。
山に入る前の道路の法面が湿原みたいになってました!さすが、水の豊富な御蔵島ですっ。周囲を500mの海食崖に囲まれた御蔵島では、海風が崖で吹き上がり風上で雲が涌きます!湿った風は雨にならなくても御蔵島の森の樹や草に当り水滴になります。霧が水滴になって樹から降ってくる雨を樹雨と言うそうですっ。そんな水が水源の御蔵島の水道水は硬度わずか10程度の軟水。宿のただのお風呂でお肌もピカピカ♪、美人の湯ならず、美人の水道ですっ。


コメツガだっけ?


すんごく小さいモウセンゴケ。


山道に入って登りきったらすぐ、黄楊の花が咲いていましたっ。


黄楊の樹。これで樹齢は100年以上!100年で10cmの太さにしかならないそうですっ。根本の方の表面がシワシワの所には、きっと虎杢が~っ。昨日の黄楊材の断面が目に浮かびます!ここは風が吹き抜ける峠みたいな所。強い海風に鍛えられて虎杢が育つのかもしれませんっ。

ちょっとだけ登ったら後は御代ヶ池まで下り道。気持ちの良い森の道を御代ヶ池を目指して下ります。湿ってると滑りやすい道だけど、ずっと天気だったので足元は歩きやすかったですっ。

今日は乾いているけど、苔むした御蔵の森が大好きですっ。


苔むした倒木。スダジイはこんなになっても横枝が伸びて生きてたりします。


オオミズナギドリの巣。糞があるので使われてる?


木漏れ日を浴びるショウジョウバカマ。
森の中に湿原の花が咲く御蔵島。


苔の絨毯の上で芽吹いてる。


ゆくゆくはこんなふうに岩を抱え込むのか!?


椿の大木。


オオミズナギドリが野生化した猫にやられていました。今、御蔵島では野生化した猫に狩られてオオミズナギドリの数が減っているそうです。オオミズナギドリの巣は1割位しか使われていないとか?


こちらが樹齢千年の黄楊。半分枯れていますが、この辺りは神様の物だから切らないって宿のおじさんから聞きました。このまま腐らせるのはもったいないけど、高値で売れるから1つ切るとあれもこれもになっちゃうから。

御代ヶ池です!露美、御山が映ってるの初めてかも?


帰りも苔むした道を歩きます。


冠みたいっ。


御蔵の森と海。好き。



4/25帰り
3泊だからゆっくりしたようで、あっという間におわっちゃった。


名残惜しい御蔵島。また来ます!もはや第二の故郷ですっ。

2017年4月24日月曜日

島友と御蔵島へ!ドルフィンスイム編、3日分。

鳩間島つながりで知り合った友達と御蔵島へ行ってきました!
メンバーは、mmちゃん、BB、H坊、露美の4名ですっ。

今回は行きも帰りも客船は条件なし!滞在中も天気予報を真剣には見なくても毎日、海に山にと遊べました~っ。すごい!御蔵島でお天気の心配しないで遊べるなんてっ。奇跡の御蔵島。まずはドルフィンスイム報告です♪

なお、御蔵島3泊4日の日程はこんな感じでした。
4/22am仮眠&散歩、pmドルフィンスイム(昼寝中ゆっくりイルカ)。
4/23amエビネ公園、pmドルフィンスイム(お日様キラキラ)、桑杢。
4/25amドルフィンスイム(野生の赤ちゃん)、山ガイド御池。
4/25am買い物&郵便局でゴム印葉書作成。

1日目4/22、曇。昼寝中。
前夜、竹芝桟橋で客船のチケットに条件付きのハンコを押されましたが、手前の三宅島を出向する朝5時頃『条件付きでは無くなりました。御蔵島へは着岸出来るのでご安心下さい』と異例の放送が入りました!

え~っ、びっくり。条件付きとは”島の桟橋まで行くけど着岸出来るかは行ってみないと判らない”って意味です。御蔵島では当たり前。今まで条件付きじゃなかったことなんて数えるほどしかありません。その上、東海汽船に優しくされた~ぁ(@O@)。

殆ど揺れること無く、到着した御蔵島6時。5時に到着した三宅島から起きているので、睡眠時間は短いけど、かなりぐっすり寝てきました。宿に着くと昨夜竹芝桟橋で買っておいた朝ごはんを食べます。桟橋に迎えに来てくれたドルフィン船の船長さんに一日一回ドルフィンスイム希望を伝えると、午後からドルフィンスイム行きましょうって。船酔いしないためにも、午前中は寝不足を解消しておきます。

そんな訳で、午後は今シーズン初のドルフィンスイムです!
BBとmmちゃんは、初めてのドルフィンスイム。H坊は久しぶりです。

島を西廻りに半周した所でイルカに出会いましたっ!船長さんの合図で海に入ると、イルカは目を瞑ってゆっくり泳いでいました。

水温は15℃台でしたっ。寒いっ。暗いっ。冷たいっ。
でもイルカを見てる間は不思議と寒くな~い(^_^;)。

イルカ達は、寝たままゆ~っくり、私達が来た方へ泳いでいきます。イルカにとってゆっくりでも人間は追いつかない。イルカが行っちゃうと、船に乗ってイルカの群れの前方に降ろしてもらう感じです。

桟橋が見えてきた頃かな?イルカ達の目が覚めてきたみたい。早くなってきた!のんびりペースに慣れちゃってたので、露美とmmちゃんが、海に入りそびれました!写真じゃ良く判らないけど、H坊、ガイドさん、BBの周りにイルカが寄っていくのが見えましたっ。


なんかすぐそこに見えるから、
露美「入ってもいいですか?」
船長『もう間に合いません』

残念、船上からドルフィン・ウォッチングです。イルカに囲まれたら、皆が水面下に見えなくなりましたっ。えっ?今日初めてドルフィンスイムのBBも見えないっ!?潜ったのっ?

この後、もう一回、海に入りましたが、イルカが早くて写真撮れなかったー。初日としては、ゆっくりイルカで始まり上々~っ。でもお日様、欲しかったなー。

2日目4/23、快晴。
2日めは日差しがありました!昨日より海も濁っていなかったので、遠くから近づいてくるイルカが見えましたっ。イルカを発見するのが早いH蔵が一早く潜りますっ。隣のmmちゃんは水中を見ていないので気づいていないっ。


mmちゃ~んっ、水中を見て~ぇ。


滑らかに潜るH蔵はイルカにモテモテ。


露美はこの日、イルカに合わせて潜れず、水面からイルカの群れを見送りました~ぁ。H蔵に嫉妬~っ。


3日目4/24
25日の昼船で帰る日はドルフィンスイムに行かないので、最後のドルフィンスイムです。最初に海に入った時、「あ、親子イルカ。赤ちゃん連れてる~♪」と思ってmmちゃんと一緒に写したのですが、何か変。



赤ちゃんが全然動かなくてグニャグニャしてる。
どうやら死産の赤ちゃんをお母さんイルカ?が運んでるみたい。。。


TVでは見たけど、実際に見たのは初めて。グニャグニャした赤ちゃんを運んでいるのでスピードが遅い。頑張ればずっと追いかけられるスピードなんだけど、何だかびっくりして海面から顔を出したらBBと目が会いました。BBも死んだ赤ちゃんだって気づいて『なんか、見ちゃいけないやつだー』って。2人で船長さんに水面から報告したら『自然にはあることですから。』と冷静でした。こんな光景を初めて見る観光客は、凄く切ない気持ちに。

でも本当に船長さんの言う通りです。私、自分にも感じることなんですが、野生から遠いほど、死に対して弱い気がします。自然の中では生も死も同じように存在するはずなんだけど、忌避して直視出来てないのかも?御蔵島のイルカは野生だから、水族館では隠されちゃう死も直接見る事があるのが当たり前なんだ。きっと直視出来るようにならないと、自分が死ぬ時、凄く怖いかも?とか、考えさせられました。優しい船長さんは『別の群れを探しに行きましょうか』って移動しました。

(その後、ガイドさんのブログに寄ると、ジョーって名前のお母さんイルカだったみたい。私達が帰った後、29日にもまだ死んだ赤ちゃんを運んでたそうです。6日間も寝ないで何も食べないで運んでたのかなぁ?やっぱりかなり切ないです。すべての母イルカが死産の赤ちゃんを運ぶ訳ではないそうです。「胎盤出たまま泳いでるイルカが居たけど赤ちゃんを連れてなかった」『あ、どこそこに死んだ赤ちゃんが浮いてたよ』ってのが普通みたい。ジョーは若いお母さんなのかな?あきらめがつかないみたいです。)

所変わって煮干しサイズの魚の群れ。これは美味しそうにしか見えないんだけどなー。私、肉屋の娘だから生を頂いて生きることに感情的にはならないつもりだったけど、イルカの死に対しては、意外と弱くて我ながら驚きました。


さてその後は、しっかり目覚めたイルカ達が遊んでくれました。でもいつもの4月みたいにウハウハではないなー。黒潮が遠いの関係あるのかな?水温16℃くらい?
↓は、イルカとグルグルしてるH蔵を羨望の眼差しで眺めるmmちゃん。


その撮影してる露美も含めた光景をガイドさんが撮ってくれてました!
左奥で少し沈んで撮影してる白いフィンが露美。


こちらは撮影中のガイドさん。全員の写真を撮ってくれてありがとうございます!


露美も3日めにしてやっとイルカとクルクル回れましたっ。
見つめ合っていますっ♪


それをすかさずガイドさんが撮ってくれていましたっ。
嬉しい~っ。


↑この前後で露美が撮った写真。胸の前でカメラを構えてシャッターを押しています。


段々イルカの群れが集合してきたみたい。mmちゃんの向こうからイルカがやってきています。mmちゃんきっと気づいていないっ。


後ろにイルカ居るよ~って指差したら、mmちゃんも私の後を指差しましたっ。


おお、なんか元気いっぱいの集団が来るっ。


チンチン丸出しでwww。


イルカを見上げたら、バックに御蔵島~っ。



初めてさんが慣れるとともに、日に日に良くなるドルフィンスイムでした!

海も船の上も寒かった。5mmのウェット着ても船上で濡れて風に吹かれると凍えましたっ。札幌から東京まで下道をマイカーで自走してきたmmちゃんには、露美のシーガル2.5mmと袖5mmにフードベストを貸していたのですが、道産子は寒さに強かった!1人平然としていましたよー。