2020年3月16日月曜日

土器を作りたいっ!(その1 粘土探し~テストピースを焼くまで)

友人BBからキャンプの時に土器を焼いてみたい!と提案があった。
サバイバルするなら土器を作ろう!
上記HPを見つけて読んだらしい。崖などで粘土を拾って、焚き火の遠火で乾かして焼く、というもの。聞いた時は「焚き火ではちゃんと乾かないから、割れる予感しかしない」と思いましたが、検索してみると、川キャンプで作ってる人が居たっ!!
川で陶芸体験
ふんふん。粘土な土は川の崖にありそう~。自分の過去の川下りの写真を見てみたら、結構粘土層がありそうな、赤い、あやしい崖が写ってる!焚き火の周りで遠火で2~3時間乾燥かっ。そんなの川キャンプなら飲みながら出来るっ。

で、待ちきれずに散歩の時、近くの川で赤土っぽい塊を拾ってきた~っ(^^ゞ。写真は拾った塊の一部だが、元は男の人のげんこつ位の大きさ。

拾った時は水に濡れてて重いのかなと思う位には重かった。レジ袋に入れてブラブラさせて散歩していたが、足に当たる感じが硬い。石みたい。
「ん?もしかして石だった?」

家に帰ってテントのペグを打つハンマーで叩いて崩したが石ではなかった。さらに砕いて練ってみた。練ってるうちに粘りが出てきた。握ると固まった。

しかし、形を作ろうとするとひびが入る。

割って断面を見ると硬いつぶつぶがある。砂でも入ってるのかと思って、つぶつぶを潰すと、砂ではなく硬い赤土の粒。しばらく捏ねてれば、この小さい粒も水を吸うかと思って、断面に1滴ずつ水を垂らしてはこねてみた。少しずつ粘りが増すが、滑らかな粘土にまでなる気がしない。


それで残りの塊を、フルイの網で削ってみた。フワッフワの細かい土が出来た!これに水を少しずつ入れて捏ねたら、粘土になったっぽい!!古いの網目を通ってしまうサイズの土粒も無かった。

1円玉サイズのテストピースを作って、ストーブのペレットタンクの煙突寄りに置いて、乾かしてみた。

1時間弱で、縁から乾いてきてるのが判った。

全体が乾いた色になったピースをストーブの天板の上で夕飯を食べる間くらい温めて(焼いて?)から、ストーブの中のペレットが真っ赤になって積み重なってる上に置いた。放っておいたら真っ赤なペレットに埋まってしまった。

たぶん1時間位で真っ赤な熾の中から掘り出してみた。ピースも真っ赤だった。熾から取り出し、ストーブ内の灰の上に置いた。冷めたかなー、と思ってストーブから取り出してペレットタンクの上に置くなり、ヒビが入った。

灰の上と言っても熾火の隣。冷めてるはずが無かったのだ。熾に入れて出した後、灰に埋めてゆっくり冷ませば、ヒビは入らなかったかもしれない?

ここまで夕方に捏ね始めて、夜中の0時過ぎ。散歩に出たのは15時頃だったか?気づけば9時間も経っていた。夕飯を作ってる間に、割とすぐ乾いた(2時間位)し、風呂入ってる間に真っ赤なペレットの熾火に埋まった。9時間と言っても、合間合間に時間があり、付きっきりではなかった。

もしかして、薪ストーブ陶芸、意外とイケる?

翌日、昨日ストーブで試し焼きしたピース見てたら、素焼きじゃ水漏れしちゃうよなぁ?と思った。(←言い出しっぺのBBを呼んで朝から粘土探して、捏ねて、ぐい呑作って、乾かして、焼いて、夜はそのぐい呑で飲んでみたい。)

それで釉薬は拾ったもので出来ないものかと検索した。どうも、灰を水に溶いたものと長石とか石英とかのガラス質の粉を混ぜて素焼きにかけて焼くらしい。木灰ならストーブのがあるから、フルイにかけてみた。水で溶くと木炭が浮いた。上澄みが澄んでから、木炭を流し、再び水を混ぜて濁った部分を、昨日のピースにかけてみた。写真撮り忘れたけど、それっぽい。←ガラス質の粉が入っていないので釉薬では無い。木灰汁?

少し乾かしてからストーブの熾の上に置いて、半日眺めていたが変化なし。乾いた灰が粉っぽい色で表面にあるだけだった。流石にペレットストーブの中は、灰が溶ける温度では無いかー。次に、ペレットに空気が吹き付けて萌えてる所の炎の色が青かったので、そこにピースを突っ込んでみた。周りのペレットが真っ赤だけど、ピースは真っ黒に見えた。30分ばかり眺めていたが、変化を感じられなかったので、取り出して灰に埋めた。

忘れた頃、灰から出してストーブの蓋の内側で冷ました。ストーブの火が消えかかって寒くなった時に出して見た。見かけは少し灰と煤で汚れた感じ。でもテーブルに落としたら、昨日より高い音!何だか固くなったみたい!?

木灰を水に溶いたやつしかかけてないけど、心なしか表面がスベスベしたような?しないような?拾った黒曜石があるけど、黒曜石ってガラス質な見かけ。パウダー状にまで砕けたら、灰汁と混ぜて素焼きにかけてみたいっ。砕けるかな?

次はBBと素焼きの土器を作りたいっ!

0 件のコメント:

コメントを投稿