2011年5月23日月曜日

御蔵島の森、花。

御蔵島3日目、いつになく予定通り帰れちゃいそうです(;へ;) 。
鳥の尾の展望ベンチから見た桟橋は穏やかで、今日の船は問題なく着きそう~。

御蔵島は船の着岸率の悪い島です。

竹芝桟橋から船に乗る時、条件付出航と言うスタンプを押されました。条件付出航とは、島の近くまで行きますが、桟橋状況が悪かったら着岸できない事もあるけど出航はしますって意味です。

うねりが大きくて桟橋が水を被る様な時は、もちろん欠航。桟橋に黒潮が当って、船が流されてしまうから着岸できない事もあります。殆どが条件付出航の御蔵島は、これにビビっていては行く事すら出来ない島です。

着岸率が悪いと言う事は、帰れない事もあるって事です。それを見越して長めの休みを取り、船が来なければもう一日遊ぶ!位の気持ちで来ているので、普通に帰れそうだと少し残念な気持ちになります。それでも来た船には載らないと、次の船がいつ欠航するか分らないので、多めの休みを取ってあっても油断しないで来た船には乗りましょう(^^;。←かつて油断した事がある人(^^ゞ

帰りの船は12:50発と村内放送が入りました。帰りの荷物をまとめると、午前中は時間があります。

帰る日の午前中もドルフィンスイムする人も居ますが、私達は濡れたウェットを担いで帰るのは重いし、荷造りがせわしないので、しなくなりました。小雨も降っていたので、宿のおじさんが車でドライブに連れて行ってくれました。
山は椎の木の新芽が出始まって、柔らかい色をしていました。

山の下から上へ春が登って行くのが見えました!

山の上の方ではまだシイ新芽は芽吹いていないようです。御蔵の島は殆どがシイの木と黄楊の木と言った照葉樹林です。落葉も紅葉もありませんが、春先には新芽が赤い樹もあり、春紅葉が見られます。 

柔らかくって、優しい御蔵の森です♪


海の上にお椀を伏せたような形をした御蔵の島は、回りを500mの断崖に囲まれた島です。海を渡ってきた風が島に当たる時、 崖を上昇して雲が出来ます。そして雨まで行かなくても霧が照葉樹に付き、照葉樹の丸い葉から樹雨が降る事が良くあります。

島を囲んだ断崖絶壁のおかげで、御蔵島は伊豆七島には珍しい水の豊かな島となっています。だから車で走っていても至る所に小さな滝が見られます。ドルフィン船で島の回りを回っている時も、崖から行く筋も滝が落ちているのが見られます。豊富な水資源を利用して、島の東の沢にはペルトン水車の水力発電所もあるそうです。

また、島の南の方の川田で湧いた水は御蔵の原水としてペットボトルで販売もしています。容器のペットボトルを島の外から買って船で送ってもらっているので、全然儲からないそうですけど。。。震災後の放射能騒ぎでも、御蔵の原水は注文が殺到したそうです。でもペットボトルが足りなくて、余り出荷は出来なかったって。

雲は島を超えて崖を吹き下ろす時には無くなってしまいます。
島には『風下天気』と言う言葉もあるそうです。

車でエビネ公園まで行くと公園の門は閉まっていました。月曜日はお休みなんです。のんびり、御蔵の話を聞きながら里へ戻りかかると、軽トラとすれ違いました。宿のおじさんの同級生だそうです。『公園を開けに来たんだ!』と急遽Uターンしてくれました。公園の木道を一周すると、花は終りかけでしたが、まだエビネランが咲いていました。
 

良く黄楊の木に着生しているセッコクの花が宿の石垣で咲いていたので公園のセッコクも咲いているかと期待していました。でも公園の方が標高が高いので、まだ蕾でした。


ちょっとほころんでる花もありました。


園内のホシケイラン。葉に木漏れ日みたいな黄色い斑点があります。斑点が無いのはガンコウランで、斑点以外は同じなんですって。

帰りに温室で出来たキュウリを頂きました~。

里に帰ると、宿のおじさんが黄楊の盆栽を見せてくれると言います。美美庵のおじさんが作った盆栽なんですって。

どこまで本当か良く分からないけど、育てるのに数百年かかる盆栽ですって。黄楊の木は10cmの太さになるのに百年かかると言うから全部本当かもしれない。でも、そんなにゆっくり育つ木の盆栽って、いったい何代かけて完成するんでしょう?完成しないのが楽しいのかな?気の長~い趣味ですねぇ。

ところで、島の人は知り合いの敷地に入る時、まるで自分ちの敷地に入る様にズンズン入って行きます。最初はびっくりしましたが、島中が親戚みたいなものなのかな?敷地の持ち主がそこに居ても別に驚きもせず、「おっ、来たか。」って調子です。


こんな階段、自分ちじゃなかったら、勝手に入れませんよねぇ?

2011年5月22日日曜日

御蔵島ドルフィンスイム2日目。

御蔵島ドルフィンスイム2日目です。


ここ最近、ドルフィンスイムは1日1本で、後はのんびり散歩したり山を歩いたりしていたのですが、何だか今年は海スイッチがON! 毎日2本ドルフィンスイムに行きました! 今回のイルカ達はとてもの~んび~りしていて、ゆったり泳げたのが良かったのかもしれません。 まあ、イルカ達にとってはのんびりでも、人間は全力でフィンキック状態ですが、体力のある人が頑張ればイルカに追いつく感じでした。




まあ、追われるイルカとは大概一緒に泳いではもらえないので、露美は途中であきらめて、エイを発見したりしてましたー。この時、見つけたエイは小さくて、 泳ぐのが遅くて、イルカと違って露美がずっと付いて行けるスピードで逃げていました。必死で逃げるチビエイが可愛かったですぅー。





ここからは3枚連続写真です。

Rさんの下にイルカが来ました。この時、イルカと平行になって潜れていたら、かなり一緒に遊んでくれる可能性が高いです。が、この時はちょっと遅かった。



上の写真から4秒後の写真。イルカに気が付いたRさんが泳ぎ出した頃に、イルカは興味を無くして立ち去り始めていました。それを全力で追うRちゃん!





はっきり言ってRちゃん速いです。露美は置いて行かれましたぁ。一つ上の写真から25秒後ですが、露美にはイルカはもう見えません。写真中央には一応イル カが写っています。もちろんRさんからは見えているでしょう(^∇^;)。Rちゃん、露美が追いつくと、イルカと遊んでる時があるからすごいです!


私は全力で泳いで息が切れた後に、振り返ったイルカと潜るなんて出来ません!待ってるとイルカが戻って来る事もあるので、深追いせずにタカベの群れの写真を撮ったりしています。  



昨日の事ですが、タカベの写真を撮って水面にゆら~っと浮き上がる時に下を通過しようとしていた2頭が露美に向かって来てくれたりしましたーっ♪なんだか 見つめ合っちゃった♪ 夜、イルカいないかって本でその時のイルカを確認したら、コシャクレだったみたい。今日も午前中に会えました!個体識別出来ると、めっちゃくちゃドルフィ ンスイムが楽しくなります~。


で、昨日に引き続きイルカがいなくなると、岩の間の黒い魚とか撮ってたら、イルカがやってきたりしました!潜ったばかりですぐにイルカと一緒には潜れない ので、イルカが通過しそうになりますが、思わす『待って~!』って声を出したら、イルカが振り返ってくれました!そこで嬉しい気持ちを全身で示すと、こっ ちに向かって来てくれたんですーっ♪ 


えっ、私達、上達してる?!
イルカばかり見てないで、御蔵の海を楽しんでると、イルカが寄って来るような気がします!



んな訳で、ウミガメを追いかけたら、逃げられました~(^^ゞ。
↓遠いカメをアップにして引き延ばした写真。
いじめてないよ?ヾ(^∇^;)
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2011年5月21日土曜日

御蔵島ドルフィンスイム1日目。

御蔵島へドルフィンスイムに行って来ました!

御蔵島は伊豆七島の一つで、野生のイルカの住む島です。主にメスイルカが住みつき子育てをしています。また、御蔵生まれの若いオスも居ます。ドルフィン船で、イルカの近くまで連れて行ってもらって、シュノーケリングで海へ入ると、イルカをまじかで見る事が出来ます。


もしイルカが自分の近くへ浮上してきて、すぐ横で息をしたら、












そして、呼吸を合わせて潜ることが出来たら、一緒に泳ぐこともできます。もちろん潜らなくても水面で遊んでくれることもあります。








5月のこの時期、島でタカベと呼ばれている魚の幼魚も沢山いました。もう少し大きくなると、タカベ漁が始まり、島の民宿の食事にも並びます。







水中に潜ってタカベの群れを見上げると、水面の反射みたいに見えました。











タカベと同じ高さで見ると、海と同じブルーでした。














珍しく船に寄ったRさん。途中から泳がずに船で寝ていました。本当の船酔いは初めてだそうです。今までの船酔いは気持ち悪いけど遊べたんですって!








お腹を見せてるイルカは右の方で水面を泡立てて進む人間を見ています。人間がこれに気が付いて、イルカに寄り添うと一緒に泳いでくれるみたい♪

残念ながら水中眼鏡をかけている人間には、前しか見えていないので中々後ろから来るイルカと遊ぶのは難しいです。いつか気付けるようになるのかな?

イルカが居ない時、潜ってシマシマの魚の写真を撮ってみました。

タカベを撮ってる時もそうでしたが、何かイルカ以外の海の中に気を取られていると、イルカがやってきたりします。

イルカも『何見てるの~?』とか思うのかしら?

カニも発見!

どこだか判りますか?(⌒-⌒)
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