2012年2月19日日曜日

山スキー@大戸沢


山スキーに行って来ました!場所は会津駒ヶ岳の派生尾根の大戸沢岳です。メンバーは、I隊長、旦那さま、露美の3人です。 I隊長、今年最初で最後の大戸沢かもしれないとはりきっています。露美と旦那さまは「うーん、今年一発目の大戸沢だし1386で良いかも~?」な体力と体調でしたぁ。

午前8時、I隊長を先頭に歩き始めました!

同じスノーシェード入口に車を停めた4人組に尾根の取り付で抜かれました。その方達に今日は岳友会の人も来ると聞きました。アイゼンを返しに行った時、なためさんもこの週末には岳友会の人達が滑りに行くと言ってました。雪山講習や沢登りでお会いした事のあるU氏にも今日は会えるかもしれません。と言うか、すごいスピードで抜かれるのではないでしょうか?

張り切って登るI隊長。しばらくすると後ろから3人組が追い抜いて行きました。震災以来運動不足な露美はI隊長のペースについて行けませんっ。標高900m位で尾根に取りつきましたが1100m辺りでI隊長に「先に行って欲しい。自分は12時半位まで登ってそこから滑りだしたい。」と告げました。
今ならI隊長は抜いて行ったグループに余裕で追いつくでしょう。山頂まで届かないかもしれない私達にI隊長を付合わせては気の毒です。ペースを上げたI隊長はすぐに見えなくなるかと思いました。意外と長くI隊長の後姿を前方に見ながら登りました。でも1386の少し手前から見えなくなりました。

旦那は着実にペースを守って登っていました。露美はあわよくば休憩中のI隊長に追いつこうと、オーバーペースとなってしまいました~。そして1386付近で長めのトイレ休憩をした後、明らかにペースダウン。1386には車置いた所で会った方達が休憩していました。

1553付近まで登った時点で11時半だったでしょうか?見上げると私達を抜いって行った3人とI隊長の後ろ姿が見えました。露美のペースで山頂を目指せば後2時間かかるでしょう。I隊長達は後1時間位で着くでしょうか?露美、ここであきらめました。I隊長に旦那が「ここから登った尾根を滑って1386北面へ滑り込みます。」と無線連絡。のんびりお昼ご飯休憩しました。

そして1553から1386への緩やかな尾根をGo!
素晴らしく良い雪です。軽いっ!深すぎないっ!


う、ひょ、ひょ、ひょっ、ひょ、ひょ、ひょ~よっ♪

1500付近で滑りだす準備を終えた男性3人と出会いました。岳友会のU氏が来ていると聞きました。「私達はY市から来ました^^」『岳友会ですか?』「違いますけど、U氏には沢登りに連れて行ってもらった事があります~」何だか今日出会う人は皆、U氏のお知り合いみたいです(^o^)。旦那が落としたストックを拾いに戻ってる間に男性3人が先行して行きました。

そして1386北面!超~っ、パウダースノーっ♪

1386北面には既に先行者のシュプールが何本もありました。人の滑った跡は滑りたくな~いっ!露美は左右にシュプールを避けながら縦横無尽っ!旦那さまは露美の後ろから露美を見守りながら滑ってくれています。上から華麗に滑って来る旦那さまの写真を撮ろうと露美が下ってる時です。

『雪崩れた!止まれっ』

ちょっとした窪地でした。窪地の上の縁を旦那が横切った時、足元の雪が切れたそうです。小規模な雪崩でした。切れた雪は窪地の一番凹んだ所で止まりました。露美は窪地の下の縁へ滑り込もうとしていましたが旦那の声で止まりました。露美の目の前を落ちて行ったのは雪崩ではなく雪面を転がる小さな雪屑だけでした。大した事はありませんでしたがビビりました。

その頃、I隊長は先行する3人とラッセル交代しながら大戸沢岳山頂を目指して登っていました。無線で「北斜面で軽く雪崩れたので気を付けて」と知らせました。

旦那と同じホールラインを縦に並んで滑るのが怖くなった露美は右へ思いっきり移動しました。先行シュプールの右側の誰も滑っていない面を滑るつもりですっ!旦那はそのまま真下へ滑って行きました。下から露美の写真を撮ってくれるようです♪

急に上から声がしました。『露美さ~ん!』だって(・O・)。「Uさん、ですかーぁ?」『そうでーす。』って。見ると6,7人?位が居ました。あれ?上へ登ってるみたいです?もしかしてこのまま下へ滑っても沢が割れてて渡れないのかな?それで皆登り返してるのかな?「下の沢、割れてて渡れないんですか~ぁ?」と露美。『渡れますが、右へ来すぎていますよー。そのまま行くと崖ですー。』えー、そんなに右へ来ちゃったかな?そんなつもり無かったけど雪崩にビビって右へ移動しすぎちゃったのかな?でも下の方に見える斜度が緩やかになり始める地形に見覚えあるんだけど違うのかなぁ?『もっと左ですよー。僕達が登った跡を目印にして下さーい。』「はーい。」と、言う訳で左に戻って旦那と合流しました!

傾斜が緩くなって余裕が出て来た露美は旦那の写真を撮りました。
ちっちゃいですね(^^ゞ


露美はもう少し上で撮ってもらいました。お、ちゃんと膝が入ってる!

あっという間に1386北面が終わってしまいましたぁ。下大戸沢を渡ってお茶にしました。のんびりしてたらI隊長やUさんが下って来るかも知れないと思いゆっくりしました。甘~いレモンティーが美味し~い♪正面の崖の木の上に何かカラス位の大きさの鳥が居ました。青空が見えています。風も無く穏やか。気持ち良いなぁ。

13時に山頂から滑りだすと無線が入ってたI隊長。 私達も 「寒くなる前に車に戻ろうかー」と、最後の大戸沢沿いの緩斜面を滑りだしました。先行者のトレースで幅広の道が出来ており、初心者ゲレンデみたいでした。快調に飛ばす露美。すぐ後ろに旦那が続きます。

と、突然、段差があったーっ!!
ボーゲンブレーキかけるも間に合わずっ、エッジが空を切りましたっ!頭から落ちたのに一瞬、空が見えた。気が付くと、板のテールが刺さり仰向けに倒れて居ましたぁ。

旦那から見るとこんな感じだったらしい(・・;

露美はこのまま前転宙返りを決めたみたいです。とっさに頭を丸めて小さくなった体感が残っていました。旦那曰く、尻が見えた後、きれいに前転してたと。身を縮めた勢いで前転したのでしょう。

あ、あー。露美、中学生の時、体操部だったのですが、こんな時に役に立つとは思いませんでした。しかもとっさに前転出来るなんてー。って言うか、30年以上前にロイター板使って前転宙返りしていた体感が身体に残っていた事にビックリしました。散々、着地失敗した甲斐があったというものです(^^ゞ。なにはともあれ怪我しなくて良かったです!

最後の緩斜面は、良く昼間溶けて帰りに滑る頃には表面だけ凍った、モナカ雪の事が多いんです。でも今日はここもパウダー♪車に帰るまで軽くて滑り易い雪を楽しめましたっ!めっちゃんこ楽しかったですっ!来て良かったー!滝コースから帰って来たI隊長もとても楽しかったそうです!(でも嫌ーな予感がして、滝は迂回したそうです。)

また、大戸沢に滑りに来たいです!

4 件のコメント:

  1. やますきーお2012/02/21 22:04:00

    ろみさん、おばんです。やますきーおです。

    日曜はご苦労様でした。
    ほとんど満点のいい雪でしたね。

    私らが2本目のために登り返している時、
    ろみさんたちがあっちの方向に
    滑って行くのを見てびっくりしましたよー!

    それはないって!

    私らは登りながら、雪の状態チェックをして、
    滑り出しは代表が念のためにスキーカットをしてチェック。

    滑るのは一人ずつ。
    他の人はスキーヤーを注視して
    なにかあった時に備えてました。

    ほんと、あの時出会えて、よかったです。
    崖の上に出たら嫌ですもん。

    お互いに注意して
    滑りましょうね。

    注意しすぎて悪いということはありませんものね。

    先シーズ雪崩事故があって
    駐車スペースに「注意勧告」があったじゃないですか。

    これ以上地元の方々に迷惑かけたくないですもの。

    ほんとお互いに注意して滑りましょうね。

    p。s。そうそう、旦那様にご挨拶できませんでした。
          この場を借りて
            「よろしくお願いします」と
                  お伝えいたします!!

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  2. やますきーおさん、ありがとうございます。色々な山スキーのノウハウを勉強したいのでご一緒したかったです。機会がありましたらお願いします。あ、最後に会ったやますきーおさんと同じ板を履いていたのが旦那です。こちらこそよろしくお願いします。今度の日曜はお天気割るそうですねぇ。

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  3. フカ雪でいいなあ、気持ち良さそうです。

    やますきーおさんて、あの有名な。
    拝見してはすごいねえ、とため息ついてます。

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  4. yosiさん、気持ち良かったです!大戸決が上から下までフカフカなのは珍しいので、スペシャルラッキーっ!でした~♪

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