2014年11月29日土曜日

第一回打上延期12/1に決定。はやぶさ2 Return to the Universe監督講演会に行ってきたっ。

第一回打上延期の午後です。午前中にJAXAで見た映画の監督が、みずから語る講演会があるというので行ってきました。場所は南種子町から車で1時間ほどの西之表市市民会館です。お昼を西之表港の魚の美味しい定食屋さんで食べて、市民会館へ向かいました。

こちらは映画の公式HPです。
http://www.live-net.co.jp/hayabusa2/index.htm

開始時間には早かったのでロビーで開場を待っていると、『はやぶさ2打上が12/1 13:22 43秒に決まりました~。』って~っ♪意外と早かった。自分たちで天気予報を見た限りでは3日か4日かなぁ?って感じでしたっ。再打上が決まると俄然人々が活気づきます!

講演会の前に午前中JAXAでも見たHAYABUSA2 Return to the Universeをもう一度見ました。36分ほどの作品です。JAXAの上映質より音響がすごくて、巨大ウーハーも持ち込んでの上映でした。ロケットの打上シーンは、以前見に来たHTV3の打上を思い出す空気の震える素晴らしい音響でした。内容はHAYABUSAの遺伝子を継ぐHAYABUSA2を皆で応援しようと言う、感動と共感を前面に出した映画でした。宇宙開発の夢を事業仕分けから皆で守ろうと言うメッセージをヒシヒシと感じる作品です。

講演が始まりました。HAYABUSA2 Return to the Universeは、HAYABSA Return to the Earthの第2弾です。第一弾ははやぶさ初号機が地球にカプセルを届けて燃え尽きた後、公開され、大人気だったプラネタリウム上映作品でした。露美も渋谷と日立のプラネタリウムへ観に行きました。

監督がはやぶさのカプセル展示を見に行った時の写真。これを見た時に何故か涙が止まらなくてソファーの影で泣いてたそうです。この監督さん、かなり涙もろいようです。カプセル帰還をオーストラリアのウーメラ砂漠まで観に行ったそうですが、その時も涙が止まらなかったたいです(^^)。


作品中、はやぶさの幽霊に男の子が触るとはやぶさが召天?するシーンがありますが、この男の子は糸川博士の甥っ子のお孫さん(だったかな?)とか。こうして日本ロケット開発の始祖、糸川博士率いる宇宙研の夢が未来へ引き継がれるシーンです。残念ながらこの解説を聞くまで、ぎこちない演技のシーンに興ざめしてしまっていたのですが、こんなエピソードを聞いてしまうと、泣けるシーンに早変わりですっ。その他の親子シーンとかも、はやぶさファンの方の友情出演らしい。泣いてる女の子だけがプロだって。映画中の人間ドラマは監督の創作では無くすべて実在のお話だそう。HAYABUSAの映画を見たファンからのお手紙などで知ったエピソードだそうです。


HAYABUSA2はプラネタリウム用の作品です。プラネタリウムは、主に2つの系列会社があるそうです。後藤光学とコニカミノルタ。どちらかのために作った作品はどちらかの系列でしか上映できないのが今までの常識でした。そこで監督は両方で上映できるようにお願いしたら、2つ返事だったそうです。また、はやぶさ人気のおかげでスポンサーも集まったそうです。リポビタンDは鉄板だったかなー?

また、HAYABUSA Return to the Earthの時ははやぶさのCGはJAXAの模型の写真を撮って作ったそうですが、今回はJAXAに立体データの提供をお願いした所、詳細なCADデータを提供してもらえたそうです。普通、CADデータは紙の設計図でもらってCGを作る人がデータを入力するそうですが、データとしてもらったので物によってはそのまま使えるものもあったそうです。


はやぶさ人気のおかげでお金も集まり、CGデータも順調。映画もラッシュが出来上がり、関係者に上映したそうです。それを見て監督はガッカリしたんですって。はやぶさ人気のおかげで期待も大きかったから、上映が終わると、監督どうですか?って聞かれるらしい。監督はかなり落ち込んで、他に出来る人が居るならその人が作った方が良いんじゃ無いかとまで思ったそうです。そんな時、SNSか何かの何気ない励ましの言葉に救われたとか。

『応援することしかできんばってん、応援しとうけん!』

それからはバッサバッサシーンをカットしたそうです。CGと言うのは担当の人が居て作るのがとても時間がかかるので、既に出来上がったシーンをカットするというのは大変みたい。それまでは色々な人に意見を聞いて作っていたそうですが、やはり自分の思うとおりに作ろうと思い直したら、どんどん映画が仕上がっていったそうです。

こちらはナレーションの篠田三郎さん。音入れと言うのはナレーターと監督の息が合わないと上手くいかないそうです。篠田さんが今の所良くなかったかな?っと思った所を監督が指摘しなかったら、そんなレベルの監督かと思われるだろうし、そういった呼吸は篠田さんと監督は上手くいったそうです。この作品はたくさんの人に見てもらいたいからプラネタリウム用の作品ではありますが、今回のように短編映画としても上映できる作品です。

皆さんも、お近くで上映があったら、篠田さん迫真のナレーションのHAYABUSA2 Return to the Universeをぜひ見てみて下さいねっ。ハンカチを忘れずに~っ。涙もろい監督の作った作品ですから~っ!

楽しいひと時を過ごさせてもらいました!この上映会を思い出させてくれた同じ宿の青年に感謝です!宿に帰って美味しいご飯を頂いた後は、滞在中、今夜しか晴れないかも?な天気だったので、ちょっと星夜写真を撮りに出かけました。あいにく半月がほぼ南中していて、素晴らしい天の川の写真は撮れませんでしたが、泊まってるお宿の写真をアップします。

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