祇園の歌舞練場へ都をどりを見に行きました。都をどりとは舞妓さんや芸妓さんの群舞です。丁度4/1~30迄、開演していたんです!! 母のお友達のSさんが踊りを習っている母の為にチケットを頼んでくれました!
歌舞練場入口
素敵な御庭を見ながらお茶席へ誘導されます。
お茶席では芸妓さんが立てた御抹茶を舞妓さんが運んで来てくれます。外国から来るお客さんの為に考案された立礼様式と言うお点前だそうです。丸椅子に座ってお茶を立てる様式です。
お茶の前におまんじゅうが配られて「どうぞ、おたべやすぅ」はんなりと急かされますぅ(^▽^)。お皿はお持ち帰りしとおくれやす。←京都弁の記憶が大分あやしくなってきたーっ(((^^;
お茶席が終わると"都をどり”初心者の為の解説をしてくれる所がありました。大丸か高島屋か何処かの外商を引退された方が歴史から見所まで分り易くお話ししてくれます。
これはお茶席に行った人しか聞けないので、初めての方は500円しか違わないので聞いてから”都をどり”を見た方が楽しめると思います。
代々の舞妓さんの衣装が飾ってあります。一番左が現代の衣装。
都をどりは今年で140回目。始まったきっかけは天皇陛下が東京へ行ってしまった時。関係する職人さん達も京都から居なくなって、このままでは京都が衰退するのではと始まった行事だそうです。もともとお座敷で舞う動きの少ない踊りだったものを舞台でも映えるように群舞としたそうです。京都の文化は京都の人が支えて来たのだと強い自負を語ってくれました。
舞妓さんの衣装は肩と袖に揚げがあるそうです。普通、子供の着物は肩揚げ腰揚げします。芸妓で一人前、舞妓は半人前と言う意味があるそうです。
また肩にある枝垂桜の文様は家紋の様な物で140年間変わっていないそうです。京都の人が大好きな枝垂れ桜をあしらったのだそうです。
席は前から2列目でした。舞台の真ん前です。でも”都をどり”は両脇から舞妓さんが出て来て横の舞台でも踊るので両脇舞台も見逃せません!
どうやら、1階席はお茶席付4500円。2階席はお茶席無4000円。3階桟敷席は2000円だったようです。
幕が上がると写真が撮れないので、2列目の席から客席を振り返ってみました。2階席からでは両脇の舞台が見辛そうですね。
幕が上がったら写真は撮ってはいけないので、舞台写真は都をどり公式サイトから引用させていただきました。ヨーイヤァサァの掛け声で賑やかに始まりますが、チン・トン・シャン の鐘の音が少しもの寂しく響きました。舞台の両袖の花道から華やかな芸舞妓さんが登場します。
舞台は春の桜に始まり、春夏秋冬と艶やかに変わり、最後にまた春の舞台で勢揃いして終わりました。
第一景から第八景まで、場面ごとに歓声と拍手の湧く素晴らしい舞台でした。大道具の奥行き感は言葉や写真では伝えられません。3Dでは無く4Dだと解説されていましたが、早朝の厳島神社の舞台から低く流れる冷たい空気、ほのかに香る白粉の匂い、平の知盛の幽霊とともに舞台より吹き出す風・煙は、一言で4Dと言ってしまうには物足りない完成度です。解説で説明し過ぎないのも心憎かったですね。4月に京都へ行くなら是非手を尽くしてチケットを手に入れてみて下さい。初めてなら、お茶席付がおススメです!
わらじや
都をどりの興奮冷めやらぬうちにタクシーに乗って食べに行ったのが鰻ぞうすいのわらじやさん。やはりSさんが都をどりが終わる頃を見計らって予約しておいてくれました。膝が痛い母の為に椅子席を予約してくれました。本当に何から何までありがとうございます。
わらじやさんの風情ある中庭。
最初に出された抹茶と和三盆。
先付
最初に運ばれてくるのは鰻鍋。グツグツ言う鍋をお姉さんが運んで来て、1人1人よそってくれました。香ばしい輪切りの鰻、麩、春雨?が美味しい御出汁に入っていました。鰻は輪切りなのに、どうやってか骨が抜いてありました。
汁物なのに香ばしい鰻です。脂っこく無く、濃過ぎず、さっぱりしていて、鰻とは思えない上品な旨みが際立っていました。塩味はほとんどありませんが、山椒を少しかけると旨みが引き立ちます。ピリピリする程かけるものではありません。
この後の鰻雑炊は出汁を入替えるので全部食べても大丈夫です。と言われたのできれいに平らげました!既にお腹が一杯なのですが、この後、鰻雑炊(うぞうすい)食べられるかしら?
鰻雑炊もお姉さんがよそってくれました。今度は白焼き?の鰻。それに牛蒡とお餅も入ってました。
一杯目を食べてる内に御飯が御出汁を吸うので、食べても食べても量が減らない気がします。1人3杯食べて、なんとか様になるほど空に出来ました~。今夜、上を向いて寝られそうにないですぅ。
今夜のお宿は京都3泊の内で一番奮発しました。一泊朝食付12600円。町家の片泊まりの宿です。片泊まり言うんは夕飯無しで朝食付のお宿の事です。これからお宿でゆっくり過ごすのも楽しみ!お宿の紹介も長うなりますので、また書きますぅ。
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