今週も大戸沢岳へ山スキーに行ってきました!
今日は旦那が休日出勤になっちゃったのでメンバーはI隊長と露美ですっ
先週は1386北面を滑りました。先週、1386の尾根に付いてた先行トレースは素晴らしく登りやすかった!今週はあれを目指して頑張りますっ。先週のスノーシューが潜るフカフカ雪と違って、今日の尾根はガリガリでした。スキーシールにアイゼンを付けてますが滑るっ滑る!凍っててシールが効きづらいんですっ。今日の先行者たちもやや苦労しているようです。しかし斜面が硬いので今日はスノーシューなら潜りませんっ。I隊長は早々とスプリットからスノーシューに履き替えましたっ。
先週の登りやすいトレースから学んだ事。
大きな木の斜面下側でターンするとずり落ちない!
ちょっと大げさに誇張して描いていますが、木の周りに開いた穴の周りの傾斜は、木の斜面上側が急で、下側が緩い傾斜になっています。
今まで木の向こう側に回り込むようにターンしてましたが、矢印のように木の斜面下側の平らな所でキックターンすると、ズリ落ちない!ずり落ちそうになりながらストックで耐えてターンするのって結構な体力を使いますよね?これだと、ターンの度に休めました!もしかして常識ですか?今まで何も考えずに先行トレースを踏んでました。反省。
そして、2つ先のターンする場所を予想しながら登るのを心がけました。毎回木があれば良いのですが、そうも行かないので次に丁度よい木がある所でターンできるように、少しでも緩い斜面でターンしました。まだ、ちょっとした斜度の変化と、自分の装備でターンできる斜度を見極めるのが難しい。下から見上げるとターンできそうに見えるんだけど、行ってみると厳しい、って事が何度か。でも、意識してターンの場所を選んでいると、少しずつ判断出来るようになってきました!
尾根の雪の状態
高度が上がって1386が近づくと、ガリガリの面と吹き溜まりと両方出てきました。概ね登る進行方向、右がガリガリ、左が吹き溜まり。それが1386に着くと全面吹き溜まりな感じ。「うーん、先週1386北面にあった樹上から落ちた氷の塊はもう雪に埋まってるだろうし、今日はもしかして1386北面は良くない?」と頭をよぎりました。←結論から言うと間違ってました。後で桑場小沢に滑り込むことにしたのですが、沢から見上げると1386北面は氷の塊がゴロゴロしてました。先週より酷い。1553の北面には氷の塊は無かったです。
1386の少し下でI隊長がスプリットに履き替えたので、前に行ってもらいペースを作ってもらいました。しかし、時、既に遅し?1553へ続く斜面で、露美ヘタリ気味。1386近辺はフカフカだったけど、1553へ登る斜面はガリガリ。これ以上登っても楽しくないんじゃ?と思い始めます。そこでI隊長が提案。『桑場小沢へ滑り込もう』おお!そこなら雪が吹き溜まってるかも?I隊長が山頂を目指さないのにもホッとしました~(^^ゞ。桑場小沢へ滑り込むなら、1553の先の鞍部まで頑張りましょう!!
I隊長は私の呼吸を聞きながらペース配分してくれています。遅れた露美を立ち止まって待ってくれて、追いつくと露美の呼吸が落ち着いてから歩きだす。。。何度目かで、「あ、追いついた時に息が切れてるようじゃ、オーバーペースだった!」と気づきました。それに気づいた時には、1553を過ぎてた(@O@)。それから息が上がらないペースを心がけると、全く隊長に追いつかなくなってきましたっ。I隊長はそうとうゆっくり歩いてくれてるのに!前半のオーバーペースが祟っているようです。
隊長に超絶引いてもらいながら、鞍部の少し先の斜面でお昼ごはん。尾根からちょっと沢側へ入るだけで、雪が深くなりますっ♪シールを剥がして、おむすびを頬張ってる内にトレースが風で埋まっていきました。この吹き飛んだ雪、全部桑場小沢にあるんだよねっ?準備をしている内に風がやみ、晴れてきました~っ。
準備完了。
さあ、どこを滑ろうかな~。
桑場小沢上流部へ滑り込むと谷の真中に小さな尾根地形がありました。I隊長は尾根の向こうの、晴れたばかりのお日様が照らす、木のない大斜面を目指すそうです。露美はモナカ雪が苦手だから、日当たりの良い斜面に滑り込むのは躊躇します。それにお日様の当たってる斜面は良く雪崩れてるのを見る斜面だしぃ。←今日は安定しています。
「露美は手前の日陰の斜面を滑ろうかなぁ。」と、自分の下を見る。こっちも良いけど、斜面は日向側のほうが楽しそう~。
I隊長は風景を眺めた後、
迷わず向こう側へ滑り込んでいきました!
露美「ど~ぉ?」
I隊長『ガリガリ~』
でも小さな尾根の上もフカフカの下はガリガリしてました。I隊長の滑りを見ても全然モナカじゃ無いっ。
食わず嫌いは止めて、露美も日向に滑り込みましたっ。←いや、モナカじゃ無いから行くんだよね?(^_^;)
良~い、雪~ぃ♪ルン
今日は午前中は曇っていたので日向の雪がまだ腐ってないんですねっ。
極上パウダー!!!
後は抜きつ抜かれつ、お互いの写真を撮りながら滑りました!1人が安全な所に止まったら滑り出すっ。写真を撮りっこして滑ると、自然と一人ずつ交互に滑れて良いですねっ。
中ノ沢、危ないって!
大戸沢へ行くって前日、岳友会の方に話したら、中ノ沢で沢に落ちて見つかって居ない人がいるって教えてもらいました。地形図の中ノ沢って書いてある辺りですって。今日1386の尾根を登ってる時に私達を抜いていった年配の男性も『滝へ行っちゃダメだよ。今、凄く危ないよ』って注意してくれました。「中ノ沢ですか?落ちて見つかってない人がいるって聞きました」『滝の下あたり。凄く危ない。近所の人だったんだよ。あの人毎週、大戸沢岳へ来てたんだ。週に2回きてたくらいだ。』ですって。毎週来てる人でも沢が割れてるのに気づけないものなんですね?
いつも気をつけているつもりだけど、具体的な想像をさせられる事故があると、すごくゾッとします。今日の桑場小沢もシワが寄ってる所は凄く慎重に選んで渡りました。自分のGPSデータを見ても、沢のど真ん中より横を滑ってる。沢を横切る時は、高い所から先を眺めて慎重に渡ってるのが、軌跡からも分かります。
紐
今日、桑場小沢を2/3くらい滑った1174mあたりで、I隊長の右足首のバックルが切れましたっ。すぐにザックから紐を取り出して、10分もかからずに固定。おやつをザックから引きずり出していた露美の方が立ち上がるの遅かった(^^;。下大戸沢へ出て斜度が緩くなると、もうすぐお終い。雄大な眺めの三岩岳ともお別れです。そして920m付近でI隊長の左のバックルも切れました。いや、露美が聞いたのが920なだけで少し前に切れてたのかも?ここまでくればもう大丈夫と言いますが、露美がベルクロを持ってるからと止まりました。下ろした露美のザックをみて隊長が『そのパドルクラブのスキーバンドが良い』と。2つ持っていたスキー板バンドで、左足首固定。紐って何かと便利ですねっ。5分もかからなかった。止まったついでに三ツ岩岳をバックに記念撮影。楽しかったなぁ。良い雪だったなぁ。
色々と勉強になる一日でした!
そして、パウダー最高~っ♪
今日は旦那が休日出勤になっちゃったのでメンバーはI隊長と露美ですっ
先週は1386北面を滑りました。先週、1386の尾根に付いてた先行トレースは素晴らしく登りやすかった!今週はあれを目指して頑張りますっ。先週のスノーシューが潜るフカフカ雪と違って、今日の尾根はガリガリでした。スキーシールにアイゼンを付けてますが滑るっ滑る!凍っててシールが効きづらいんですっ。今日の先行者たちもやや苦労しているようです。しかし斜面が硬いので今日はスノーシューなら潜りませんっ。I隊長は早々とスプリットからスノーシューに履き替えましたっ。
先週の登りやすいトレースから学んだ事。
大きな木の斜面下側でターンするとずり落ちない!
ちょっと大げさに誇張して描いていますが、木の周りに開いた穴の周りの傾斜は、木の斜面上側が急で、下側が緩い傾斜になっています。
今まで木の向こう側に回り込むようにターンしてましたが、矢印のように木の斜面下側の平らな所でキックターンすると、ズリ落ちない!ずり落ちそうになりながらストックで耐えてターンするのって結構な体力を使いますよね?これだと、ターンの度に休めました!もしかして常識ですか?今まで何も考えずに先行トレースを踏んでました。反省。
そして、2つ先のターンする場所を予想しながら登るのを心がけました。毎回木があれば良いのですが、そうも行かないので次に丁度よい木がある所でターンできるように、少しでも緩い斜面でターンしました。まだ、ちょっとした斜度の変化と、自分の装備でターンできる斜度を見極めるのが難しい。下から見上げるとターンできそうに見えるんだけど、行ってみると厳しい、って事が何度か。でも、意識してターンの場所を選んでいると、少しずつ判断出来るようになってきました!
尾根の雪の状態
高度が上がって1386が近づくと、ガリガリの面と吹き溜まりと両方出てきました。概ね登る進行方向、右がガリガリ、左が吹き溜まり。それが1386に着くと全面吹き溜まりな感じ。「うーん、先週1386北面にあった樹上から落ちた氷の塊はもう雪に埋まってるだろうし、今日はもしかして1386北面は良くない?」と頭をよぎりました。←結論から言うと間違ってました。後で桑場小沢に滑り込むことにしたのですが、沢から見上げると1386北面は氷の塊がゴロゴロしてました。先週より酷い。1553の北面には氷の塊は無かったです。
ペース配分
ところで露美、キックターンの練習に夢中になってたら、スノーシューに履き替え中のI隊長が見えなくなってました。登りだして直ぐのことです。その時、気づくべきだったのですが、キックターンの練習に夢中になり過ぎてオーバーペースでした!いつもI隊長の後を付いてペースを作ってもらっていたので、自分でペース配分出来てないんですね。1386の少し下でI隊長がスプリットに履き替えたので、前に行ってもらいペースを作ってもらいました。しかし、時、既に遅し?1553へ続く斜面で、露美ヘタリ気味。1386近辺はフカフカだったけど、1553へ登る斜面はガリガリ。これ以上登っても楽しくないんじゃ?と思い始めます。そこでI隊長が提案。『桑場小沢へ滑り込もう』おお!そこなら雪が吹き溜まってるかも?I隊長が山頂を目指さないのにもホッとしました~(^^ゞ。桑場小沢へ滑り込むなら、1553の先の鞍部まで頑張りましょう!!
I隊長は私の呼吸を聞きながらペース配分してくれています。遅れた露美を立ち止まって待ってくれて、追いつくと露美の呼吸が落ち着いてから歩きだす。。。何度目かで、「あ、追いついた時に息が切れてるようじゃ、オーバーペースだった!」と気づきました。それに気づいた時には、1553を過ぎてた(@O@)。それから息が上がらないペースを心がけると、全く隊長に追いつかなくなってきましたっ。I隊長はそうとうゆっくり歩いてくれてるのに!前半のオーバーペースが祟っているようです。
隊長に超絶引いてもらいながら、鞍部の少し先の斜面でお昼ごはん。尾根からちょっと沢側へ入るだけで、雪が深くなりますっ♪シールを剥がして、おむすびを頬張ってる内にトレースが風で埋まっていきました。この吹き飛んだ雪、全部桑場小沢にあるんだよねっ?準備をしている内に風がやみ、晴れてきました~っ。
準備完了。
さあ、どこを滑ろうかな~。
桑場小沢上流部へ滑り込むと谷の真中に小さな尾根地形がありました。I隊長は尾根の向こうの、晴れたばかりのお日様が照らす、木のない大斜面を目指すそうです。露美はモナカ雪が苦手だから、日当たりの良い斜面に滑り込むのは躊躇します。それにお日様の当たってる斜面は良く雪崩れてるのを見る斜面だしぃ。←今日は安定しています。
「露美は手前の日陰の斜面を滑ろうかなぁ。」と、自分の下を見る。こっちも良いけど、斜面は日向側のほうが楽しそう~。
I隊長は風景を眺めた後、
迷わず向こう側へ滑り込んでいきました!
露美「ど~ぉ?」
I隊長『ガリガリ~』
でも小さな尾根の上もフカフカの下はガリガリしてました。I隊長の滑りを見ても全然モナカじゃ無いっ。
食わず嫌いは止めて、露美も日向に滑り込みましたっ。←いや、モナカじゃ無いから行くんだよね?(^_^;)
良~い、雪~ぃ♪ルン
今日は午前中は曇っていたので日向の雪がまだ腐ってないんですねっ。
極上パウダー!!!
後は抜きつ抜かれつ、お互いの写真を撮りながら滑りました!1人が安全な所に止まったら滑り出すっ。写真を撮りっこして滑ると、自然と一人ずつ交互に滑れて良いですねっ。
中ノ沢、危ないって!
大戸沢へ行くって前日、岳友会の方に話したら、中ノ沢で沢に落ちて見つかって居ない人がいるって教えてもらいました。地形図の中ノ沢って書いてある辺りですって。今日1386の尾根を登ってる時に私達を抜いていった年配の男性も『滝へ行っちゃダメだよ。今、凄く危ないよ』って注意してくれました。「中ノ沢ですか?落ちて見つかってない人がいるって聞きました」『滝の下あたり。凄く危ない。近所の人だったんだよ。あの人毎週、大戸沢岳へ来てたんだ。週に2回きてたくらいだ。』ですって。毎週来てる人でも沢が割れてるのに気づけないものなんですね?
いつも気をつけているつもりだけど、具体的な想像をさせられる事故があると、すごくゾッとします。今日の桑場小沢もシワが寄ってる所は凄く慎重に選んで渡りました。自分のGPSデータを見ても、沢のど真ん中より横を滑ってる。沢を横切る時は、高い所から先を眺めて慎重に渡ってるのが、軌跡からも分かります。
紐
今日、桑場小沢を2/3くらい滑った1174mあたりで、I隊長の右足首のバックルが切れましたっ。すぐにザックから紐を取り出して、10分もかからずに固定。おやつをザックから引きずり出していた露美の方が立ち上がるの遅かった(^^;。下大戸沢へ出て斜度が緩くなると、もうすぐお終い。雄大な眺めの三岩岳ともお別れです。そして920m付近でI隊長の左のバックルも切れました。いや、露美が聞いたのが920なだけで少し前に切れてたのかも?ここまでくればもう大丈夫と言いますが、露美がベルクロを持ってるからと止まりました。下ろした露美のザックをみて隊長が『そのパドルクラブのスキーバンドが良い』と。2つ持っていたスキー板バンドで、左足首固定。紐って何かと便利ですねっ。5分もかからなかった。止まったついでに三ツ岩岳をバックに記念撮影。楽しかったなぁ。良い雪だったなぁ。
色々と勉強になる一日でした!
そして、パウダー最高~っ♪